特別交付税の分析その1

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/090317_9.html のリンク切れがなおったので、さっそく読む。

まず、いつも思うのだが、特別交付税って1兆円近くあるのに、その内訳とか積算根拠がはっきりしてない。
特色として
市町村合併に係る財政需要を算定        399億円(平成19年度  903億円)
地震・台風等の災害に係る財政需要を算定    112億円(平成19年度  406億円)
○ 除排雪経費に係る財政需要を算定        214億円(平成19年度  202億円)
○ 頑張る地方応援プログラムに係る財政需要を算定 496億円(平成19年度  488億円)
○ 緊急雇用・居住安定確保に係る財政需要を算定  58億円(平成20年度新規)
○ 安心実現緊急総合対策に係る財政需要を算定   81億円(平成20年度新規)
とあるけれど、全部足したって、1300億円くらいしかなくて、8000億円が、「その他の特別の財政需要を算定」ってわけだ。ちなみに昨年は原油高騰対策36億円というのもあった。

「その他」についても、昨年までは、「その他、環境保全対策、都市対策・地域経済振興対策、過疎対策、公営企業健全化対策等のための特別の財政需要を算定」とあったのに。(http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2008/080318_5.html

総務省のDNAでいうと、積算根拠はある程度かちっとしていて、しかも政治マターを排除しているはずなので、公開することに何の配慮がいるのだろう。公開すると後悔するなにかがあるのだろうか。

その2(いつ?)につづく。