郁ちゃん

油断していたのだが、昨年の秋から実写化のロケも行われていて、それなりに話題になっていたようだ。
「ファン投票」で、榮倉奈々が郁ちゃん、岡田准一がチビ教官なのも、まあイメージどおりかな。

児玉清さんがお亡くなりになってしまったので稲嶺指令をどうするかが心配だったが、実写化オリジナルの配役をすることでクリアしたらしい。
原作というよりアニメのイメージが大きいのだろうか、小田原攻防戦は建物や地形はそん色なかった(正確には美術館だそうだが)。もっとも、坂下の防衛ラインを順次下げていく(地形的にはあげていく)のだから、「泣いてバショクを斬る」の逆になってしまう(どうしても撤退時に後ろを向いてしまうので、そこを狙われてしまう)。

第一感は、やはり戦争ごっこだった。たしかに火薬量はすごかった。でも、「何のために戦うのか」という根本が、戦争ごっこ+岡田さんの見せ場でもあるけど接近戦のかげに隠れてしまった。
弔辞で自由を語った一方で、誘拐後に「たかが本じゃないか」と言うのも真意はどこ? って気になる。

「真理はわれらを自由にする」は、真理が時の権力者に独占されたり、捻じ曲げられたりされてきたからこそ、「本を焼く国は人を焼くようになる」という理解をしたのだけれど。

久しぶりに映画館で映画をみたのだけれど、岡田さんファンクラブっぽい女性グループと、関係者っぽい人たちといっしょでした。