天野の代わりはいません

でました。水口さん名言パート3。
まあ、ブラック企業でなくても、「お前の代わりはいくらでもいる」って言われるご時世ですからね。


でもね、太巻さんはたぶんわかってるんだと思うよ。アキちゃんの代わりはいないってこと。
GMTは、センター小野寺ちゃんのアイドル性でもなく、リーダーしおりちゃんの昭和(またはスポコン)魂でもなく、ガバイちゃんの意外性でもなく(なるほどイメージカラーは黄色だ)、沖縄紫の飛び道具でもなく、アキちゃんがいないと売れないってことを。
アキちゃんがまだ天野春子の娘だと分かる前から、「なんか違うんだよね」って言ってたよね。
そして、そのアキちゃんの魅力に、まだ駆け出しだけど、ひょっとして能力ありそうな部下である水口さんが気づいてるのもね。


春子さんが叫ぶよね。「普通に歌って普通に売れるもの作んなさいよ」。
その背景で流れてた、当時のレコーディングの際、一番喜んでいたの、太巻さんだったよね。
その後、「普通に歌って普通に売れるもの作」れなかったの、太巻さん自身の経験だよね。
たぶん努力をしたんだよ。でも、天野春子の売り出しもできなかったよね(春子さんの「ナレーション」でそういうのあったよね)。
自分の力じゃ、「普通に歌って普通に売れるもの作」れなかったんだよ。


だから、水口とアキちゃんに、俺を乗り越えろ、ってすごい宿題を出したんだと思う。
いくら「正論」はいても、結果残さなきゃ、ただの負け犬だから。


【追記】
1.ブログでみると、けっこうアンチ太巻だらけですねえ。今んとこ太巻派は私だけ?。


2.レッスンで「もっと地元感をだせ」っていう太巻さんの指示も、ネットでは不評ですね。
 そんなの太巻さん自身わかってるんなら苦労せえへんねん。太巻さん自身もわかってへんから、でも自分のインプレッションではわかっているんやからこそ、「地元感」をどう彼女らが表現すんのか見たいはずねん(たぶん、奈落時代のまめりんは、「地元感」ではないけど太巻さんのイメージに応える最高のパフォーマンスをしたんやろうね。だからこそセンターに這いあがることができたねん)。川島マネージャーみたいに(彼はたいへん有能なんやけど)、俺の思いを具体化するだけやったら、それこそそんな奴の代わりはたくさんおんねん。(ここだけ関西弁なのは、太巻さんが乗り移ったから)


3.最終盤、リーダーと喜屋武ちゃんだけが、春子さんに一瞬、眼を向けている。「あなたがいらんこというから、アキも含めたみんなでデビューできないじゃん」みたいな目線。こんなお芝居できる松岡さんと蔵下さんってすごすぎ。
でも、喜屋武ちゃんの目は、友達のアキちゃんを連れて行かないで、って見える。
一方、リーダーしおりの目は、GMTの真の意味のセンター・アキちゃんを連れて行かないで、なんです。
たぶんノーオーシャンが崩壊した理由もそうだったのかな。
まあ、画面に映ってないところでおお泣きしてたのかもしれないかもだけど。
でもね、徳島のアユミさんと別れの時には、雨の中傘ほうりだして抱き合ったんですよ。おそらく、アユミさんの分まで頑張るからな、って気持ちで。いいなあ、昭和だなあ、スポコンだなあ。でも、今回は、一言のセリフもない。この差は何だ。現実そのものうけいれられない。誰よりも、アキちゃんがいなくなることがショックだし、アキちゃんの代わりはいない、ってリーダー自身も思っている。「アキちゃんの分まで頑張る」なんてことがそもそもできない。
こんなお芝居を、おそらく脚本には書かれていないし、監督からの指示もないのにやってのける松岡茉優ってすごいな。こんな女優と共演させてもらえている早見あかりは、彼女からもっと吸収して女優として大成できるといいな、って思う。
なお、今日のドラマで注目した松岡さんのお芝居でいうと、「おら変な感じだと思った」って言った時、リーダーはアキちゃん睨んでんだよ。「それ、言っちゃいけない」って。入間しおりって苦労してんだよね。GMTではリーダー推しです。


4.そういえば昨日の回、おすし食べながら
「それまでやってられるのかな」
「まだ始まってもないから」
って、正月のUSTのオマージュと思うのはモノノフさんだけだろうね。
元ネタは、クドカンさんもでている映画だし。