概算要求

まず、これは必読。http://d.hatena.ne.jp/qh-nu/20061028#1161972192
何度読んでも笑える。

本題に戻る。
総務省概算要求だが、政権交代前の8月31日に概算要求案がでている。http://www.soumu.go.jp/main_content/000036382.pdf

一番大きい地方交付税について、8月要求と今回の「新聞報道」と比較。

21年度予算16兆5733億円、8月概算要求17兆5428億円、今回16兆9285億円と減っているやないかい。

新聞報道では「前年度より1兆1082億円増えて」とある。
地財対策(麻生加算1兆円)で増えた分をカウントしていないいわけではない(8月概算要求では、「1兆円別枠加算」として盛り込まれている)。
21年度予算の地方交付税は法定率11兆8329億円、法定加算7231億円、臨時財政対策加算2兆5553億円だったので、合計は15兆1113億円。これに麻生加算をいれても16兆円を超えていて、「1兆円余り」増えてはいない。

うーん。何かが違うようだ。落ち着いて計算しよ。

<追記>
とここまで書いてアップして読む。落ち着いて計算するまでもなく、新聞報道では「地方自治体に配分する」となっているので出口ベースなのね。
先の16兆余に、交付税特会借入金返済利子5711億円、剰余金活用2800億円があるので21年度の出口ベースは、15兆8202億円。これで比較すると、「1兆1082億円」増えている。パチパチ。

8月概算要求でも、出口ベースは、15兆8864億円だったので、1兆円は新政権のもとで増えている。「減っているやなかいかい」と毒づいたのはごめんなさい。m( )m