評価を評価する その2

事業仕分けが終わった。

公式ホームページでは、最終日の評決結果がまだでていないのだが、新聞などで「約450事業」とあったが、どう数えても、300くらいしかない。
評決も、廃止、見直しはともかく、「廃止または自治体の判断にまかせる」など判断に迷うものもあって、正確な星とり表ではないことをまずお断りしておく。
結果としては、「廃止」「来年度見送り」「自治体にまかせる」グループが3割強、「見直し」が2割、「縮減」が4割となっている。離島航路補助のほかにも10事業程度が「見直しを行わない」こととされた。
ワーキンググループごとにみると、評決結果に傾向があって、
第1WGでは、「廃止」と「縮減」に分かれた。
第2WGでは、半数近くの事業が「見直し」、残りが、「廃止」と「縮減」に分かれる。
第3WGでは、半数以上が「縮減」。残りが、「廃止」と「見直し」に分かれる。

第1WGは、「廃止」を頑張って、第3WGは、数値目標を明示して縮減させるのに頑張った印象。日本人的には、第2WGの「見直し頑張ってね」と他人に下駄をあずけるのが好き。

これで、来年度予算要求では1兆7000億円削れるという。
ゆめゆめ、80年代のように、国庫補助金一般財源化(交付税化)で数値目標を達成するのだけはやめてほしい。