消えた「国地方関係」

地方自治の教科書として重宝している、村松岐夫編「テキストブック地方自治東洋経済、が第2版になってスリムになった。しかし「国地方関係」の章が抜けている。国地方の相互依存関係を主張し、機関委任事務補助金、人の支配から中央集権体制があるとする「常識」に疑問を呈して政治的な分析が必要としていたのに何故。
もっとも、機関委任事務はなくなり、補助金も風前の灯なわけで、地域主権後も教科書として使えるような配慮だろうか。
でもだからこそ、相互依存仮説の検証が求められていると思う。