僕は、りんごが好きだ

中学校の頃かな、タイトルの文章の主語は何?ということやりましたね。

では、以下の文章の主語は何でしょう。
日本国憲法の理念の下に、住民に身近な行政は、地方公共団体が自主的かつ総合的に広く担うようにするとともに、地域住民が自らの判断と責任において地域の諸課題に取り組むことができるようにするための改革」
いうまでもなく、原文の主語が「地域主権改革は」であって、「○○ための改革である」が述語。

この文章が難解なのは、途中の「とともに」。その直前の同時が「する」だから、
(ア)日本国憲法の理念の下に、
(イ)住民に身近な行政は、
(ウ)地方公共団体が自主的かつ総合的に広く担うようにするとともに、
(エ)地域住民が自らの判断と責任において地域の諸課題に取り組むことができるようにする
(オ)ための改革
と分解したときに、(ウ)と(エ)を並列に結びつけていると考えられる。
(イ)の後に、「、(てん)」があるので、(イ)+(ウ)と(エ)を結びつけているわけではないことに注意。そうしたいのであれば、(イ)の後に「、(てん)」は不要。
つまり、(ウ)と(エ)は、入れ替えることが可能で、
(ア)日本国憲法の理念の下に、
(イ)住民に身近な行政は、
(エ)地域住民が自らの判断と責任において地域の諸課題に取り組むことができるようにするとともに、
(ウ)地方公共団体が自主的かつ総合的に広く担うようにする
(オ)ための改革

つぎに難解なのは、(ア)の日本国憲法の理念の下に、はどこまでかかるか。文章の最後まででしょうから、(ア)と(イ)をいれかえることも可能。やってみましょう。
(イ)住民に身近な行政は、
(ア)日本国憲法の理念の下に、
(エ)地域住民が自らの判断と責任において地域の諸課題に取り組むことができるようにするとともに、
(ウ)地方公共団体が自主的かつ総合的に広く担うようにする
(オ)ための改革

うーん。印象がちょっと違うが、まあ、これもホンネなんでしょうね。

検索したところ、「地域主権改革について思いを巡らしています。「日本国憲法の理念の下に、住民に身近な行政は、地方公共団体が自主的かつ総合的に広く担うようにすることによって、地域住民自らの判断と責任において地域の諸課題に取り組むことができるようにするための改革」 5:10 PM Jan 25th」(http://twitter.com/seiji_ohsaka/statuses/8215051543)がヒットしました。
1月段階では「ことによって」だったんですね。「とともに」とは深みがぜんぜん違います。