リーダーシップ

公務員のためいきさん(http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2011/01/post-7160.html)での、杉並区長の話。
>>部下が一人でも反対する施策であれば、立ち止まって考え、全員から納得を得られるように努めているというお話でした。さらに「下意上達」を歓迎していると述べられ、職員一人ひとりを大事にした組織運営の丁寧さが伝わってきました。

たしかに、行政のシステムはこれまで「下意上達」でした。これは企業もふくめ多くの組織でもそうでした。でも、それではうまくいかない事象がでてきた。追いつき追い越せという目標がはっきりしている場合ではなく、トップを走るようになった場合とか、ゼロサム状態(高度成長のように、基本的にみんなが成長するのではなく、誰かのプラスは誰かのマイナスになるようなケース)になった場合ですね。毎日が選択です。これは、トップの決断でしかありません。
このトップが、独断で行うと独裁者、下意をくみとって(でも、全員が満足いく解はない)決断するのが、よいリーダーなんでしょう。
で、考えなければならないのは、そのトップの選択が間違っている場合です。洋々亭フォーラム27916のような明白な間違いは別にしても、10年たっても評価できないようなケースが多いし、社会問題である以上やりなおしはきかないし、実は、「選択が間違い」ということはないのかもしれない。