同じ題名の条例が二つも

気さくな木佐先生のブログ(http://tabushi.cocolog-nifty.com/platz/2011/01/post-a238.html)の片隅にこんなことがありました。

「この市には、『まちづくり基本条例』が2つもあって、それが、『第9編 市民生活』の中の『第2章 男女共同参画』と『第4章 まちづくり支援』の中にあることをご存知ですか」

びっくりして調査(って、ホームページをのぞいただけ)。
たしかに、「第2章 男女共同参画」には「福津市男女がともに歩むまちづくり基本条例」が、「第4章 まちづくり支援」には「福津市みんなですすめるまちづくり基本条例」があります。どっちも「まちづくり基本条例」ではありますが、前者は「男女(がともに歩むまちづくり)基本条例」、後者が「(みんなですすめる)まちづくり基本条例」と略しているものと想像します。前者は「男女まちづくり条例」かもしれませんが。
もっとも、先生が「法務力の問題」とおっしゃっているように、前者の条例は、平成17年1月24日条例第90号ですので、福津市の合併に際して、旧福間町の「男女がともに歩むまちづくり基本条例」をそのまま新市の条例としたのでしょう。一方、後者は、平成20年9月18日条例第27号ですので、合併後3年目。おそらく新市の新市長のマニフェストをうけ、まちづくりの市民参加手続きを定める条例として制定されたのでしょう。
一般に、あとからきたものが遠慮するのが筋なんでしょうから、後者のほうはそのものズバリなわけで、どう略すれば良いのでしょうか、考えてあげました。内容をみるかぎり、市民参加条例とか協働基本条例でしょうねえ。

また、「基本」はいいけれど、枝葉ができない基本っぽいことにも、気になります。