郁ちゃん

お久です。
というわけで、図書館を舞台にした4冊シリーズ(別冊2つはどうもコイバナオンリーみたいなのでパス)。
高校時代に出会った王子様って、テッパンです。そして、その班長がヘタレなのもオヤクソク。しばらく、郁ちゃん萌えになりそうですわ。

さて、利用者の秘密を守る、と大上段でいうよりも、本質をついたすばらしい言葉があります。
「私の読みたい本は私が決める」。本人が決めるためには、それなりの経験と「指導」が必要です。これができるからこそ、それをしなければならないからこそ、図書館は、貸本屋ではなく、教育機関なんです。
逆にいえば、ベストセラーだけをそろえるんだったら、見計らいといって、書店や取次(書籍を扱う問屋さんのこと)の言うまま、なすがままに選書するんだったら、そんなのでよければ、貸本屋だということ。
でも、じっさいは違うよね。ブックスタートからはじめ、絵本の読み聞かせ、ヤングアダルト、……、本に親しむことで知的世界を広げるお手伝いをしているよね。そのなかから、新たな古典もできつつありますよね。誰かが強く推したわけでもなく。音楽では「翼をください」、まんがでは一連の手塚作品。こうした次代に文化を伝えるってのも、やはり教育です。
さて、件の方も、なんでも反対ではなく、いろいろな意見を聞いて判断するのがよろしい、と言っているわけで、誰かほかの人のおすすめばかり読んで、そんな判断能力がつくわけがないです。

どなたかのブログへのコメントでも書いたけど、電子データ化した時に、個人の名寄せ可能の形ではデータ残さないはずだっけどもね(○○という本を借りた人というかたちでデータは残っても、人でインデックスはつけなかったはず)。